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2018-10-31 09:38:00

今回のSWSのテーマは『古酒の魅力 枯れ感を楽しむ』です。20年以上前の古い年代のワインを飲む機会はあまりないのでは?

葡萄の果汁から作られるワインですが、時間の経過のなかで果物らしさが次第に他の要素に代わられるようになります。たとえば、香りの変化について、ある赤ワインで言うなら、葡萄→カシス→干しイチジク→焼いた赤身肉→スパイス→赤土のように移り変わります。

古いワインを入手して、開けて飲んでみたらどんな香りがして、どんな味わいなのか・・そこからどのくらいの年代かを推察しますが、それまでの保管条件によっても大きく影響を受けているので、判断はなかなか難しいです。酸化・熱劣化している古酒はあまり価値がないのですが、それでも経過した年月には価値がありますし、経年変化も見方によっては愛惜しく感じられるものです。

収穫年の生育条件で良し悪しを示したヴィンテージ・チャートについても、点数やグレードで表されると良い年(高い点数)を選ぶことになると思いますが、ワインの美味しさはそれだけで決まるものではありません。本当に良い造り手は条件が厳しかった年ほど努力をするものですし、売り出された後に取り扱った人がどれだけ適切な管理をしていたかも重要で、そこにある古酒には様々な思いが詰まっているのです。

ワイン選びは難しいかもしれませんが、点数・コンクール受賞シール・ネットの売り文句など、くれぐれも、表面のわかりやすい情報だけで選ばないように。


2018-10-05 20:34:00

ジェロボアムで取り扱っている日本酒“まるの輪”を醸造されている、明石の茨木酒造さんでのイベントに参加するため、臨時休業とさせていただきます。

イベントの詳細はこちらのFacebookページでご覧下さい。→Clic!

 


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